写真と会話を残し、髪の変化を一緒に振り返る
courageでは、紙カルテの保管や、店に残って記入する負担を見直し、LiMEの電子カルテを活用している。スタッフは薬剤の調合や顧客との会話に加え、施術前後の写真を記録し、空いた時間に入力する運用を取り入れた。導入記事では、必要なカルテを検索しやすくなり、蓄積した写真を顧客と一緒に見ながら、長期間の髪の変化を振り返っていると報告されている。
アトツギ経営者の方は、店が大切にしてきた接客を受け継ぐために、施術内容だけでなく会話や仕上がりも残し、次回来店時に振り返る運用を小さく試してはいかがだろうか。
出典:courage/ 「カルテ記入」を楽しんで売上アップ courage さん| LiME( ライム ) 導入事例
https://limehair.jp/archives/24319
見せる情報を選び、カウンセリングに使う
IJK OMOTESANDOでは、独立を機に紙から電子カルテへの移行を考え、LiMEを導入した。紙では内部のメモなどが混在し、顧客にそのまま見せにくい一方、電子カルテでは必要な情報を表示できる。再来店時には仕上がり写真や施術履歴を顧客と確認しながらカウンセリングを行う。導入記事で芝原氏は、情報を共有しながら相談を進められることに加え、空き時間に入力できることで記録の効率も改善したと述べている。
アトツギ経営者の方は、顧客と共有する写真・履歴と店内だけで扱うメモを整理し、記録をカウンセリングに生かす見せ方を検討してはどうか。
出典:IJK OMOTESANDO/ お客様を守るためのツール 芝原俊輔さん| LiME( ライム ) 導入事例
https://limehair.jp/archives/23656
言葉で伝えにくい髪型の細部を写真に残す
1’s 高級ヘアカット専門店では、代表が以前の勤務先で顧客情報を記憶に頼っていた経験から、開業時にBionlyの電子カルテを導入した。もみあげの形や髪型の細部は文章だけでは残しにくいため、iPadで撮った写真を保存し、手書きで情報を加えている。導入記事では、再来店時に前回の記録や経過日数を確認し、施術中も希望の画像を顧客と見ながら進めることで、仕上がりを再現しやすくなったと報告されている。
アトツギ経営者の方は、ベテランが覚えている細かな好みを店の記録として残せるよう、言葉だけでは伝わりにくい部分を写真とメモで共有してはいかがだろうか。
出典:1's 高級ヘアカット専門店/ 1’s 高級ヘアカット専門店様(カット専門店として競合に勝つには施術の記録を写真で保存できるのが一番有難いです)
https://bionly.jp/voice/oneshaircut/
まとめ
3事例に共通するのは、施術の記録を保管するだけでなく、次の接客で取り出し、顧客と確かめるために使っていることだ。写真で仕上がりを残し、会話や施術履歴を添えることで、記憶だけに頼らず過去の経緯をたどれる。引き継ぎを考えるうえでも、何を記録するかと、いつ誰が見るかを一緒に決めることが重要になる。
AIで接客情報の引き継ぎをどう変えられるか考えるアトツギ経営者の方は、まず常連客の前回の仕上がりや希望を、今ある記録から確かめられるか見直してはいかがだろうか。店が大切にしてきた接客を、次の担当者も理解できる形に残すところから始めてほしい。

