事例1|AIに料金調整を任せ、先々の予約動向を確認する
ミドルウッドでは、料金を判断できる人に業務が集中し、先々の価格まで十分に管理することが難しかった。メトロエンジンによるAIの料金設定を導入し、人は競合の料金や予約の積み上がりを定期的に確認する運用へ変更。2023年の取材では、料金調整の作業が減り、翌月の売上の初動も改善したと担当者が実感を語っている。
アトツギ経営者の方も、料金を変える作業と判断の妥当性を確かめる作業を分け、担当者が交代しても確認できる項目を整えてはいかがだろうか。
出典:ミドルウッド/ レベニューマネジメントは AI に全てお任せ 先々の料金コントロールを最適化しオンハンド向上を実現
https://metroengines.jp/interview/middlewood
事例2|長期の販売期間まで、料金を継続的に調整する
京王プレリアホテル札幌では、先々の宿泊日まで料金設定を管理する業務を見直した。需要の予測や競合の価格を踏まえるメトロエンジンを導入し、価格設定を自動化。2022年の導入発表では、長期の期間にわたる料金の見落としを減らせる点などが評価されている。日々の料金調整を支援する仕組みとして運用している。
アトツギ経営者の方は、直近の空室だけでなく、何カ月先まで定期的に価格を確認できているかを見直してはいかがだろうか。
出典:京王プレリアホテル札幌/宿泊特化型ホテル「京王プレリアホテル札幌」が、宿泊施設の価格設定を自動化するツール「メトロエンジン」を正式導入
https://metroengines.jp/archives/2948
事例3|料金設定と予約販売の管理を軽くし、改善に時間を使う
MyWayでは、宿泊施設の運営に追われ、需要に合わせた料金の見直しや販売施策に十分な時間を割くことが課題だった。TabistのAIを用いた料金調整や予約サイトの運用支援などを取り入れ、管理の負担を軽減。公開インタビューでは、価格設定などを支援に任せることで、集客や現場の改善へ時間を向けられるようになったと紹介されている。
アトツギ経営者の方も、料金の更新に費やしている時間を確認し、空いた時間をどのサービス改善に使いたいかまで含めて活用を検討してはいかがだろうか。
出典:MyWay/ インタビュー・ドリームイン博多 / 空火海
https://tabistcompass.com/talk-session/dreaminnhakata-kubikai/
まとめ
3社の事例から見えるのは、料金を更新する手間を軽くし、直近だけでなく先々の予約状況へ目を向けられるようにする変化だ。価格を決める仕事のすべてを手放すのではなく、人が確認する項目や運用を決めることで、詳しい一人だけに判断が集まる状態を見直せる。AIで料金管理をどう変えられるか考えるアトツギ経営者の方は、まず現在の料金の決め方と見直す頻度を整理してはいかがだろうか。予約の入り方や競合との関係を誰が確認するかまで決め、運用後の変化を継続して振り返ることが大切だ。

