見積の根拠と履歴を共有

FALCONでは、見積額が担当者によってばらつき、顧客から根拠を問われることがあった。見積情報が担当者の手元にとどまり、社内で共有できないことも課題だった。同社はFANDXで見積と履歴を一元管理し、CADCAMと連携した。導入記事では、入力負荷が約5分の1になり、平均で3~4割の工数を削減したと報告されている。アトツギ経営者が引き継ぎたいのは、見積額だけでなく、その金額に至った判断の根拠だ。過去の見積とその根拠から担当者による違いを確認し、顧客への価格説明や社内の見積基準を見直してはいかがだろうか。

出典:株式会社FALCON/ CADCAM 連携で工数削減と属人化解消を実現

見積の計算方法を統一

常興工業では、頭の中で計算する人とExcelを使う人が混在し、見積の方法も金額もそろわなかった。板金の知識を持つ担当者への依存を解消するため、FANDXの見積計算アプリを導入し、研修や支援を受けながら運用した。導入記事では、事務員や業界に不慣れな人も同じ金額を算出できるようになったと報告されている。アトツギ経営者にとって、見積の計算方法をそろえることは、担当できる人を増やすための一歩だ。誰でも計算できる部分とベテランの確認が必要な部分を分け、経験の浅い社員にどこまで任せ、何を教えるかを整理してみてはどうか。

出典:常興工業株式会社/ノウハウや知識を蓄積し共有することで見積もりの属人化を解消

紙の設備点検記録を見直す

藤田ワークスでは、100台を超える設備を紙の点検表で管理し、印刷、配布、回収、承認、保管に負担がかかっていた。記入漏れの確認や過去の記録探しにも手間がかかっていた。同社はレーザー・曲げ設備の既存点検リストを基にFANDXへ移行し、タブレットで記録する形にした。導入記事では、点検表を年間1,200枚削減したと報告されている。アトツギ経営者が設備管理を引き継ぐ際は、記録を残すだけでなく、必要なときに過去の状態を確認できることが重要だ。点検履歴を振り返れるようにすることと、その記録を基に現場と修繕の優先順位を話し合うことを、セットで検討してはいかがだろうか。

出典:株式会社藤田ワークス/ 印刷・回収・承認のムダをゼロに年間 1200 枚削減で点検 DX 始動

まとめ

3社の事例から見えてくるのは、デジタル化によって仕事に必要な情報や手順を引き継ぎやすくなるということだ。個人の頭の中や手元にあった情報を共有し、次の担当者が判断に使える状態にすることが、業務の継続と改善をつなぐ。アトツギ経営者の方は、見積の根拠や点検履歴について、何を残し、誰が使うのかを確かめるところから、AIで仕事の引き継ぎをどう変えられるか、検討してはいかがだろうか。

出典リンク

https://fandx.jp/case-studies/996/

https://fandx.jp/case-studies/858/

https://fandx.jp/case-studies/969/

AIシャイン。見積の理由と、点検の経緯を残す。
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