現場で実績を取り込み、日報の転記を減らす

日本サカスでは、手書き伝票から何度も情報を書き写していた。同社はTECHS-BKの導入に合わせて業務を見直し、作業実績をハンディターミナルで集める方法に変更した。導入記事では、手書き日報からの転記が不要になり、この作業にかかる工数を月15時間削減したと報告している。

アトツギ経営者の方も、現場で記録した実績を後から誰が入力し直しているかを確かめ、記録した場所からそのまま受け渡せる項目を選んではいかがだろうか。

出典:日本サカス株式会社 プラテック事業部

https://www.techs-s.com/case/show/101

日報の集計とシステムへの受け渡しをそろえる

積水成型工業の兵庫滝野工場では、複数の勤務帯の日報を手計算し、工務担当者が独自コードへ置き換えながら別システムへ入力していた。i-Reporterで製造日報を電子化し、自動集計と、自作プログラムによる基幹システムへの転送を実施した。導入記事では、日報をまとめるための残業が不要になったと紹介されている。

アトツギ経営者の方は、紙を画面に置き換えるだけでなく、集計式や項目の変換まで書き出してはいかがだろうか。特定の人が覚えている処理を共有することで、引継ぎに必要な準備を具体化できる。

出典:積水成型工業株式会社 兵庫滝野工場

https://i-reporter.jp/interview/2447/

紙の日報をデータ化し、処理手順も引き継ぐ

角一化成の滋賀事業所では、成形日報の手入力に時間がかかり、独自の方法を知る担当者が不在だと処理が止まっていた。SUISUIOCRとSUISUIETLによる読取り・データ整形を導入し、業務の流れを仕様書に整理した。公開記事では、担当者が休んでも別のスタッフが入力業務を引き継げるようになったと報告している。

アトツギ経営者の方も、自動化の設定だけでなく、読み取れない日報の確認方法や処理の再開方法を残し、別の担当者が実際に扱えるか試してはどうだろうか。

出典:角一化成株式会社 滋賀事業所

https://lp.sdtm.omron.com/case007/

まとめ

3社に共通するのは、日報をデータとして残すだけでなく、転記・集計・次のシステムへの受け渡しを見直していることだ。現場から直接記録する方法も、紙を読み取る方法もある。重要なのは、毎日の処理が一人の記憶や手作業に閉じず、次の担当者にも続けられる状態にすることだ。

AIで日報処理を変えたいアトツギ経営者の方は、日報が記録されてから登録を終えるまでの流れを、一つの帳票で確かめてはいかがだろうか。書き直している数字、担当者だけが知る変換、確認が必要な例外を整理し、現場の負担を増やさず引き継げる方法から検討してほしい。

AIシャイン。日報の読取りから登録まで。
担当者が替わっても、毎日の処理を止めない。 樹脂加工での使い方を見る