車両位置と積込み結果を、作業計画に生かす
千田建設では、切土76,000立方メートルの河道掘削工事で、多量の土砂を扱うため、積載とダンプの運行を管理する仕組みを導入した。ペイロードメーターで積込み量を把握し、Smart Construction Fleetで車両位置と積込み実績を確認。導入記事では、ダンプ別の積込み結果を取り出し、走行位置をリアルタイムに確認できることで、以前より効率の良い作業計画を立てられたと担当者が報告している。
アトツギ経営者の方も、運搬計画を見直すときに必要な車両位置と積込み実績が揃っているかを確かめ、一つの現場で計画と実際の動きを比べてはいかがだろうか。
出典:千田建設株式会社/ 現場はお任せ! Smart Construction Dashboard で管理もラクラク
https://kcsj.komatsu/ict/smartconstruction/case/case784
長い運搬経路の稼働と積載量を確かめる
堀口組では、河川工事で19.2キロメートルの経路をダンプ15台で運搬するため、運行状況の把握と過積載の防止が必要だった。同社はSmart Construction Fleetとペイロードメーターを導入。導入記事では、稼働状況と走行履歴をすぐに確認でき、無駄な動きが減ったと担当者が評価している。積込み時におおよその重量を把握できることも、過積載の防止につながったという。
アトツギ経営者の方は、運搬距離が長い現場から、車両の動きと積載量を誰がどのタイミングで確認するかを見直し、状況に応じて調整できる運用を検討してはどうか。
出典:株式会社堀口組/ 19.2km の走行経路を管理! Smart Construction Fleet
https://kcsj.komatsu/ict/smartconstruction/case/case738
走行と積込みの記録を、毎日の運搬管理表に使う
高舘組では、掘削土量18,000立方メートルの河川工事で、施工だけでなく運行管理や書類作成も含めた現場全体の効率化に取り組んだ。Smart Construction Fleetを使い、ダンプの走行記録と積込み実績を出力して運搬管理表を作成。導入記事では、新入社員も運行管理への理解を深めながらデータの出力を担い、毎日の表を作りやすくなったと担当者が報告している。
アトツギ経営者の方も、日々の表を作るために転記している情報を洗い出し、現場で残る走行や積込みの記録をそのまま活用できるか、管理担当者と確かめてはいかがだろうか。
出典:株式会社高舘組/ 国交省の「 ICT 施工 StageⅡ 」を見据え、それぞれが挑戦する次のステージ!
https://kcsj.komatsu/ict/smartconstruction/case/case986
まとめ
3社の事例に共通するのは、ダンプの位置や積込み量を、その場限りの把握で終わらせず、作業計画、運行の調整、日々の管理表に使っていることだ。現場の動きと管理に使う数字が結び付けば、状況を集め直す時間を抑え、次の判断に取りかかりやすくなる。
AIで運搬管理を変えたいアトツギ経営者の方は、まず配車や積載を調整する際に不足する情報を一つ挙げてはいかがだろうか。その情報が現場のどこで発生し、誰が確認し、どの記録に残るかを整理することから、計画と実績を比べられる管理へ進めてはどうか。


